ケータイ補償サービスとは、docomoが提供する携帯電話やiPadなどのタブレット端末向けのサポートプログラムです。auやsoftbankでも独自の補償サービスを提供しており、スマホの損傷や水濡れなどのトラブルも格安価格で修理・交換してもらえます。ただし、キャリアだけでなく、iPhoneやAndoridによっても受けられる補償内容や料金が異なってくるので、ここでは詳しくサポート制度を紹介しています。また、最近注目され始めている保険会社等のスマホ保険についても、口コミや評判を基準に比較ランキングで紹介していますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
スマホ補償で安心のスマホ生活
スマホ市場は年々拡大しており、総務省の調査によると2020年度のスマートフォンの世帯当たり普及率が、パソコン普及率69.1%を上回り、83.4%を記録しています。
そんなスマホやタブレット端末は、日進月歩で進化しより高機能で便利になるいっぽう、販売価格も右肩上がりで上昇しています。
それに伴い故障や損傷の場合に発生する修理代金も高く、20,000円以上の費用が請求されるケースも多いようです。
iPhoneの修理費用の相場
モデル | 画面修理 | その他の損傷 | バッテリー交換 |
---|---|---|---|
iPhone 11 Pro Max | 28,000円 | 20,000円 | |
iPhone 11 Pro | 20,000円 | ||
iPhone 11 | 13,000円 | ||
iPhone XS MAX | 19,600円 | 18,000円 | |
iPhone XS | 10,000円 | ||
iPhone XR | |||
iPhone X | 9,000円 | ||
iPhone 8 Plus | 7,380円 | 8,600円 | 6,800円 |
iPhone 7 Plus | 8,600円 | ||
iPhone 6s Plus | |||
iPhone 8 | 6,380円 | 8,600円 | |
iPhone 7 | 600円 | ||
iPhone 6s | |||
iPhone SE | 6,800円 |
多くの人が割賦販売で購入しているため端末代金の支払いが残っているにもかかわらず、追加で高額な修理費用が発生してしまうと費用負担が非常に大きくなってしまいます。
そこで加入しておくと安心なのが各キャリアから提供されている携帯電話向けの補償サービスです。
毎月500円から900円程度の費用負担で、端末にトラブルがあった際は格安価格で修理・交換してもらうことができます。
iPhoneを例にとると、docomoやauでは新品同様の交換電話機を10,000万円以下の格安価格により交換可能で、softbankなら修理代金の80%以上を割引いてもらえます。
iPhone購入者の3割以上が1年以内にトラブル被害に遭っていますが、補償サービスに加入していればいざというときも安心です。
街の修理店舗で直す場合の相場
画面割れ | 6,000円~28,000円 |
水没・水濡れ | 5,000円~10,000円 |
カメラ故障 | 6,000円~20,000円 |
※iPhoneの場合です。
※複数の店舗の費用を調査し、おおよその平均費用を表示しています。
※実際には、故障の内容によりさらに費用がかかる場合があります。
いかがでしょうか?比較的安いと言われている非正規の修理店舗でも水没による故障の修理費用は1万円前後と、想像より高いと感じたかたも多いのではないでしょうか。
でも、スマホでレシピを見ながら作っていたら、うっかりシンクに落として水没させてしまった、トイレにうっかり落としてしまった、といったことは、日常的に起きています。
また、外部の修理会社に依頼した場合、交換部品が純正でなかったり、一度修理してもらうとメーカー保証の対象外になったりするなどデメリットもあるので注意しましょう。
やはり、破損・故障のリスクに備えて日頃からスマホの補償サービスに加入しておくことをおすすめします。
キャリア別スマホ補償を比較
iPhoneの場合
docomo | au (AppleCare+) |
softbank | AppleCare+ | ||
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加入期限 | 購入日含め14日以内 | 端末購入と同時 | 端末購入と同時 | 30日以内 | |
料金 | 550~1,100円/月(税込) | 777~1,309円/月(税込) | 979~1,309円/月(税込) | 600~1,350円/月(税込) ※月額プラン |
|
保証期間 | 無制限 | 2年間 | 無制限 | 無制限 | |
保証範囲(負担金額) | 自然故障(1年間) | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
水濡れ・破損 | 8,250~12,100円(税込) | 12,900円(税込) | 12,900円(税込) | 12,900円(税込) | |
盗難 紛失 |
8,250~12,100円(税込) | △※1 | 12,900円(税込) | 12,900円(税込) 盗難・紛失プランへの加入が必要 |
|
電池交換 | × | × | × | × | |
保証の適用上限 | 1年2回 | 2年2回 | 1年2回 | 1年2回 |
※1:紛失補償オプション(i)に加入すると新品同等品をお届け
加入者増加中!格安SIMユーザーのスマホ補償
格安SIMユーザーの補償サービスは加入機会が制限されており、後から補償サービスの必要性を感じたけど加入できないという人もいると思います。
この場合、保険会社などが提供するスマホ補償がおすすめです。
キャリア系と異なるのは、保証対象がスマホやタブレット端末のみならず、ノートPCやスマートウォッチ、携帯ゲーム機など幅広く対応していることです。
また、1契約で最大3端末まで補償してくれる商品もあるので、複数の携帯電話やモバイル端末を所有している人はよりお得感があります。
加入時期・補償期間に縛られることなくリスクに備えられるうえ、副端末も一緒に保証がかけられる使い勝手の良さから加入者が増加傾向にある注目の商品です。
商品名 | 料金 | 登録端末数 | 年間最大補償額 | 利用上限 |
---|---|---|---|---|
モバイル保険 | 700円(税込) | 3台 | 10万円 | 10万円までなら無制限 |
モバイル補償 | 440円(税込)~ | 1台 | 10万円 | 3回/年から |
スマホの保険証 | 550円(税込)~ | 1台 | 設定された支払上限額まで | 支払上限額までなら無制限 |
JustInCase | 400円(税込)~ | 1台 | 設定された支払上限額まで | 支払上限額までなら無制限 |
条件別おすすめスマホ補償サービス
スマートフォンは今では7割以上の人が利用するまで普及しており、便利なアプリも数多く配信され日常生活においてなくてはならないものになりつつあります。
そんなスマートフォンが仮に壊れてしまったら修理代もかかるうえに壊れている間は使えないとなると非常に不便なため、端末を保証してくれるサービスが各社から提供されています。
しかし、人それぞれ携帯を使う頻度・用途・環境が異なってくるため、自分にとって最適なケータイ補償サービスを選ぶことが重要です。
例えば、とにかく料金が安いケータイ補償サービスを選びたい人、水没・紛失にも対応できる手厚いサービスがついたものを選びたい人、そして、タブレット・PC・スマートウォッチなど複数の端末を所有しているのでまとめて保証にかけたい人など様々です。
また、スマホ補償サービスを今まで1度も利用したことがないため、必要性に疑問を感じている人もいるかもしれません。
ただし、自動車保険や火災保険のようにも端末保証サービスは「お守りの1つ」であり、利用がなければそれはそれで良いことだと捉えることができます。
万が一、故障した際に多額の修理費用が発生して後悔しないよう、条件や目的に合わせて賢く補償サービスを選んでいきましょう。
ここでは、おすすめのスマホ補償サービスを条件別に紹介しているので、ご自身のニーズと照らし合わせながら選んでみてください。
毎月の出費を抑えたい!
- おすすめ: モバイル補償
- モバイル補償は3種類のコースがあり、最安のシンプルコースであれば月額440円(税込)から利用することができます。安くても年間補償限度額は最大5万円まで設定されており、年3回を上限に利用できるため旧端末を使用している人で保険料をできるだけ節約したい方には最適です。中古端末もモバイル補償は保証対象としているので、キャリア系のケータイ補償サービスに加入できない人でもリスクに備えることができます。
複数の端末を保証してほしい!
- おすすめ: モバイル保険
- モバイル保険は、1契約で最大3台まで保証の対象とすることができるスマホ補償サービスのため、スマホと携帯電話2台もちや複数の端末を一括でリスクに備えたい人に最適です。年間最大10万円までなら何回でも利用可能なので相次ぐトラブルにも対応してもらえます。提携修理店で直してもらえば、キャッシュレスにてその場で修理してもらうことも可能なので、端末が急なトラブルに見舞われた際も安心です。
新機種だし手厚くリスクに備えたい!
- おすすめ: モバイル補償
- モバイル補償の最も手厚いコースである「プレミアムコース」なら全損の場合最大50,000円まで保証してもらえます。また、一部損の場合も最大30,000円までカバーしてもらえるので高額化するスマホのトラブルにも安心です。年間補償限度額10万円かつ年間利用回数は無制限となっており、他のコースよりも補償額および使い勝手が優れているのが特徴です。
盗難リスクにも備えたい!
- おすすめ: モバイル保険
- モバイル保険は、キャリア系を除くと数少ない盗難補償が付いたスマホ補償サービスです。海外に比べるとまだまだ少ないですが、国内でも高額で人気の高いスマホ端末は狙われやすいです。盗難リスクに備えたい方は万が一のリスクに備えてモバイル保険に加入しておくことをおすすめします。
中古端末も保証をかけておきたい!
- おすすめ: モバイル補償
- モバイル補償は、保証プランの豊富なバリエーションが魅力のスマホ補償サービスです。中古端末でも、譲渡品やオークションで落札したものでない限り保証の対象になります。また、中古端末だから保証の対象にはしたいものの、そこまでお金はかけたくないという人も、モバイル補償であれば月額440円(税込)から利用できるため、大変お得で自分にあったケータイ補償サービスを選択することができます。
プロに相談や修理を依頼したい!
- おすすめ: AppleCare+
- AppleCare+は、アップル社が独自に提供する保証サービスで、アップルの端末を使用している人であれば誰でも加入することができます。Apple製品を知り尽くしたプロが故障やトラブルに親身になって対応してくれるので万が一の場合も安心です。2年契約となっていますが、定期的に新機種へ変えていく人には最適です。
外出先で高速インターネットを使いたい!
- おすすめ: スマート補償(s)
- スマート補償(s)は、月額550円からスマホ補償が受けられるサービスを提供しており、最大2台まで端末保証が受けられるのが魅力です。また、端末保証の他にも、街中で高速インターネットが利用できるスマートWi-Fiも付帯してきます。スマートWi-Fiは、全国に63,000スポットが設置されており、容量無制限で使い放題のため旅行先や出張先でインターネットが必要になった時に便利でオトクです。
スマホ補償おすすめランキング
非正規店舗での修理
以前は、携帯端末が壊れたり不具合が生じたりした場合にはケータイショップに持ち込んで修理を依頼していましたが、スマホが普及したのを契機に街中で修理ショップをよく見かけるようになりました。
こういった修理ショップは非正規店舗であり、今でも修理の依頼を躊躇してしまう人も少なくないと思います。
正規店舗はアップルをはじめ各メーカーから認定されたショップであり、Apple Storeがこれに該当します。
いっぽう、メーカーから認めてもらっておらず、独自ルートで入手した非純正の修理部品を用いるため、正規店よりも安い料金で直してもらえることもあります。
また、利用しているスマホが突然ガラス割れや不具合にあっても、街の修理ショップならその場ですぐに直してもらうことだって可能です。
ただし、注意点としては非正規店舗にはメーカーから修理マニュアルが入手できないため、店舗によって品質にバラつきがあるということです。
実績豊富な大手の修理ショップならノウハウも十分持ち合わせているので正規店と変わらない修理技術を持っており安心です。
さらに、非正規店でスマホの修理を行うとメーカー保証の対象外になる可能性があるためその点は注意しておきましょう。
最近は、スマートフォン修理業者の増加を踏まえて、総務省が修理店の情報を登録する「登録修理者制度」が始まりました。
消費者保護の観点から厳しい審査基準を設けているため、非正規店舗で修理する場合はトラブル回避のためにも「登録修理者制度」に登録されたショップを利用することが重要です。
ケータイ補償サービスの中には修理業者と提携することでキャッシュレスの修理を可能にしているサービスもあります。
※メーカー保証とは
メーカー保証とは、日本では携帯電話だけでなく家電や自動車などにも付帯する、メーカーが独自に提供する商品の品質を保証する規定のことを言います。
例えば携帯電話を新品で購入して間もないにも関わらず、自然故障した際などに保証期間内であればメーカーが無償で修理・交換してくれるサービスのことを言います。
もちろん、メーカー保証はスマホ補償サービスではないため、限られた場合にしか保証が適応されません。
携帯電話の場合、ドコモ・ソフトバンク・auで購入すれば、それぞれのキャリアの保証サービスを利用することができますが、SIMフリーの携帯電話を持っている方はメーカー保証は付いているものの、それ以外の故障には対応できないため注意が必要です。
そのため、保険会社などが提供するスマホ補償サービス、アップルであればAppleCare+などに加入することをオススメします。
メーカー保証はあくまで初期不良や自然故障など保証対象が限定的であり、保証期間も一般的に1年と短いため、万が一のトラブルに備えてケータイ補償サービスに加入することをオススメします。
※登録修理業者制度とは
非正規の修理店は、独自のルートで仕入れた部品で修理を行うことで、メーカーやアップルストアに比べてスマホを割安に修理してもらえるメリットがあります。
しかし、注意しなければいけないのが、非正規の修理屋の中には違法に仕入れた部品や安価で粗悪な部品を使って修理を行う店もあります。
この場合、端末に不具合や欠陥が生じてしまうことが多く、実際にスマホが発火して火傷や火事の危険に晒されたユーザーもいます。
こうした事態を重くみた政府は、これらの被害を事前に防ぎ安全に消費者が端末を利用できるよう「登録修理業者制度」という制度を作りました。
登録修理業者制度の施行以降、スマホ修理業者は必ず国への登録が義務付けられています。
登録修理業者制度では、電波法、電気通信事業法に基づき、厳選なる審査が行われるため、修理業者として登録するハードルは非常に高くなっています。
安全に利用できるかどうかの基準にもなるので、登録修理者制度に未登録の修理店はたとえ料金が安くても利用を控えるようにしましょう。
非正規店で修理するメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
修理費用が割安 | ショップによって技術にバラつきあり |
待ち時間が短い | メーカー保証の対象外になることも |
データが保護される | 正規店舗に比べると信頼度に欠ける |
非正規店舗の選び方
- 登録修理業者であること
- ISO規格など、品質管理を徹底していること
- プライバシーマークの取得
- 料金体系が明確
- 再修理の保証あり
- 複数店舗を展開するなど実績が豊富
非正規店で修理する際の費用相場
例)ARROWS | |
---|---|
水没修理 | 4,800円~12,800円 |
画面割れ | 8,800円~34,800円 |
バックパネル | 13,800円~14,800円 |
電源ボタン | 18,800円~19,800円 |
音量ボタン | 18,800円~19,800円 |
バッテリー交換 | 15,800円~16,800円 |
アウトカメラ | 11,800円~12,800円 |
インカメラ | 11,800円~12,800円 |
音声マイク | 12,800円~ |
バイブレータ | 9,800円~11,800円 |
データ復旧 | 29,800円~39,800円 |
例)iPhone7 | |
---|---|
水濡れ | 3,500円~ |
画面割れ | 9,800円~ |
バッテリー | 8,780円~ |
ボタン | 8,780円~ |
充電コネクタ | 8,780円~ |
マイク、スピーカー | 8,780円~ |
データ修復 | 29,800円~ |
カメラの不具合 | リアカメラ:約9,800円 フロントカメラ:約9,800円 |