事例別のケータイ補償
液晶画面のヒビ割れ
フィーチャーフォンは折り畳み式で液晶画面が隠れていましたが、スマートフォンは液晶画面が剥き出しとなっているため画面割れのトラブルが非常に多いです。
液晶保護シールを貼るなど防止策はありますが、やはり落下など強い衝撃によってクモの巣のようにヒビが入ってしまいます。
特に最近のスマートフォンはサイズが大きくなったことで、片手だけで操作するのが難しくなり、落下による画面割れが急増しています。
各社のケータイ補償に加入しておけば最小限の修理負担で済むケースもあるため、購入時にリスクヘッジとして加入しておいても良いかもしれません。
画面割れの放置は危険
ケータイ補償に加入していなかった人は修理代が高くなるため、液晶画面が割れてもそのまま使用し続ける人が多いようです。
しかし、画面割れの状態で使用し続けると、割れた破片で耳や頬を切ってケガをしてしまったり、割れが悪化し二次故障の原因になったりしてしまいます。
したがって、スマホやタブレット端末を落として画面割れが発生した場合は、なるべく早く修理に出すことをおすすめします。
iPhoneの場合なら、AppleCare+に未加入でも液晶画面のみの損傷の場合15,000円程度で修理してもらえます。
AppleCare+の加入料金が14,800円なので、未加入でも1回だけの修理なら加入して修理を依頼しなかった場合と同じ費用負担になるので、それほど損をした気分にはならないでしょう。
ただし、液晶画面のみならずその他の損傷も生じている際は高額な修理費用が発生するので注意が必要です。
参考:iPhoneの画面修理費用
AppleCare+ にご加入で、 過失や事故による損傷がある場合 | AppleCare+ に未加入 または保証対象外の場合 | |||
---|---|---|---|---|
画面のみ | 画面およびその他の損傷 | 画面のみ | 画面およびその他の損傷 | |
iPhone 7 Plus | 3,400 円 (税別) | 11,800 円 (税別) | 14,800 円 (税別) | 34,800 円 (税別) |
iPhone 6 Plus iPhone 6s Plus |
33,000 円 (税別) | |||
iPhone 7 | 12,800 円 (税別) | 32,000 円 (税別) | ||
iPhone 6, iPhone 6s | 30,000 円 (税別) | |||
iPhone SE, iPhone 5s, iPhone 5c, iPhone 5 | 26,800 円 (税別) |
キャリア別の画面割れ修理補償
Androidユーザーはもちろん、iPhoneユーザーでもAppleCare+とは別に通信キャリアが独自にケータイ補償を提供しています。
ちなみにauはAppleCare+を月額支払で利用できるのが特徴で、独自のケータイ補償サービスは設定されています。
【docomo】
docomoでは、iPhoneの画面割れには「ケータイ補償 for iPhone & iPad」により、1年に2回まで、1回あたり11,000円(iPhone 7 Plus)交換機と取り換えてもらえます。
また、Androidを含めその場のケータイ利用者の場合は「ケータイ補償サービス」により、画面割れなどの故障の場合は修理可能期間までであれば無料で修理してもらえます。
画面割れだけでなくその他の損傷も見られ全損扱いになった場合でも1年に2回までなら7,500円で交換機と取り換えてもらうことが可能です。
【softbank】
softbankの場合、iPhoneユーザー向けのケータイ補償として「あんしん保証パック(i)プラス」を提供しており、アップルで修理した際にかかった代金の80%以上を月額料金から割引してもらえます。
Andoroidユーザーやその他のケータイについては、「あんしん保証パック(プラス)」の破損保証サービスを受けることが可能です。
画面割れなどの外装修理代金が90%割引の1,500円で利用できるため、修理費用を大きく抑えることができます。
【au】
auではiPhoneユーザー向けの独自のケータイ補償サービスを設けておらず、保証を受けたい場合はAppleCare+への加入となります。
ただし、auスマートパスに加入している人は「修理代金サポートプログラム」が利用可能で、AppleCare+の加入に関係なく画面割れなど最大10,000円の修理代金をサポートしてくれます。
Andoroidを含めたその他のケータイについては、「安心ケータイサポートプラス」で対応しています。
4GLTEスマホなどの画面割れなら、1回目5,000円、2回目8,000円(2年で2回)で交換機と取り換えてもらえます。
また、故障の場合は、修理代金割引サービスにより上限5,000円までの範囲内で自分の機器を直してもらうことも可能です。
保険で画面割れに備えるという手段
各社のケータイ補償サービスは、手ごろな価格で使い勝手が良いと評判ですが、端末の購入時と一緒に、または2週間以内に加入する必要があるようです。
また、AppleCare+は購入日から30日以内と比較的長めですが、キャリア独自の補償サービスに比べると内容が見劣りしてしまいます。
docomo | softbank | au | AppleCare+ | |
---|---|---|---|---|
加入条件 | 購入日を含め14日以内 | 購入と同時 | 購入と同時 | 購入日から30日以内 |
最初は必要ないと思ったけれどやっぱり所有しているスマートフォンやタブレット端末を万が一のリスクに備えたいという人も少なくないと思います。
そんな人に最適なのがスマートフォンをはじめあらゆるモバイル端末を対象にした保険商品です。
各社によって加入条件は異なりますが、モバイル保険なら購入から1年以内なら加入することが可能なので、購入時に補償サービスに加入し損ねた多くの人が利用しています。
通信キャリ系の補償サービス同様に画面割れを含め、全損・水濡れ・故障を幅広く補償してくれるため、今スマホユーザーの間で注目を浴びている保険商品です。